ニコチンはパフォーマンスに悪か?
2016年04月18日 15:22
ニコチンは、タバコ葉内にリンゴ酸塩、またはクエン酸塩として存在する。タバコを習慣的に吸い続けると、心臓病や肺癌を起こすリスクが高くなる。ニコチンは、一般的に害とされているが、作用をみると運動パフォーマンスにプラスな影響を与える可能性を秘めている。ニコチンは、興奮剤に分類される薬物だ。ニコチンは主に中枢神経および末梢に存在するニコチン性アセチルコリン受容体 (nAChR) に作用することで薬理作用を顕すと考えられている。
理論的には、反応時間や覚醒などの神経機能から筋系や呼吸系においてもプラスな効果が考えられる。しかし、研究ではそれらを高めるエルゴジェニック効果はまだ確認されていない。
現在では、野球やサッカー、モータースポーツなど、多くのスポーツ選手がタバコを吸っているが、もしかすると結果を出すためのアイテムとして使用しているのかもしれない。習慣的に吸うと薬理作用を弱めてしまうので、ほどほどに...